コロナに打ち勝て!豆まき集会
庄内での新型コロナウイルス感染の拡大傾向が止まらず、今年の節分は職員と子どもだけで行うこととなりました。どうしたら子ども達が活躍する豆まきにできるか、恒例行事のギアチェンジはなかなか容易ではありませんが、担当の先生方は、柔軟な発想とバイタリティーで、みごとに乗り切ってくれました。
子ども達は張り出された「こどもおに ぼしゅう」のチラシを見るや、おおいに好奇心が刺激された様子で、年長さんはさっそくクラスで話し合い、鬼になる人だけでなく、小さいお友達を守る人も決めようということになりました。
「こども鬼になりたいです」「守る人になりたいです」と「こっそり」教えにきた子ども達は、みんなで16人。お父さん達に代わって行った今年の豆まき集会で、子ども達は、はじめてしかけ役の楽しさと、守り役のかっこよさを体験することができました。今年度の豆まき集会は、お父さん鬼不在の中でどうなることかと気をもみましたが、子ども達は立派にやり遂げてくれました。子ども達の素晴らしい成長を実感できたとてもうれしい機会となりました。
失敗体験を大きな力に
この度のオリンピックは、メダルの色を超え、選手達の素晴らしい生きざまに勇気をいただきました。恩師からアクセルは王様のジャンプ」と励まされ、頑張ってきたという羽生選手。メダルをとることはできませんでしたが、9歳の時の自分に導かれたという栄光の4回転半への挑戦は、神々しくさえ感じられました。
カーリング女子“ロコ・ソラーレ”も大活躍でしたね。金メダルは逃しましたが、コミュニケーションによるチームワークは世界に絶賛されました。決勝に臨むにあたり吉田選手が語った「自分たちの強みは劣勢を知っていること」の言葉に挑戦する勇気をいただきました。
小惑星イトカワのサンプルを持ち帰るというミッションを成功させたJAXAのはやぶさプロジェクトメンバー選考の基準は、「失敗経験があるかどうか」だったという逸話もわすれられません。
努力は必ずしも報われるとは限りません。しかし、失敗を積み重ねその体験を自分の強みに変える選手の姿こそ、これから自分の人生を切り開いていく子ども達に伝えたい姿だと思います。