6月6日、今年も杉の子幼稚園では伝統行事「菖蒲たたき」を行いました。
子ども達は、新聞紙で作った兜をかぶり「5月節句の菖蒲たたきい!」と言いながら、藁の中に菖蒲とよもぎを巻いた棒を思いっきり床に打ち付けて邪気を払い、無病息災を祈願しました。
ところで、皆さんは「くわずにょうぼう」のお話をご存知ですか。
この時期杉の子幼稚園では、各クラスで民話研究者の稲田和子氏の再話「くわずにょうぼう」の絵本の読み聞かせを行っています。めしもくわない美しい女房が実は鬼婆で今にも男が食われそうになった時、野原の菖蒲が刀に変わりヨモギが毒を出して男を守ってくれた、という昔話です。
厄払いや無病息災を願い、武士の世の時代から令和の時代までずっと受け継がれている歴史ある行事を、杉の子幼稚園ではこれからも大切にしていきたいと思います。
子ども達のためにと、菖蒲たたきの棒をたくさんいただきました。
お持ちくださったおうちの皆さん、どうもありがとうございました。