杉の子幼稚園のお泊り会にはドラマがあります
7月12日(金)~13日(土)に、年長組の子ども達のお泊り会を行いました。
大好きな家族と離れて過ごすお泊りに、最初のうちはどの子どもも不安でいっぱいでした。
けれども、お泊り会に向けて準備を進めていく中で、子ども達の気持ちはぐんぐん変わっていきました。
「どうしよう」「こわいよぉ」と半べそ状態だった気持ちを「よしっ、いっちょやってみっか」の挑戦心にかえたもの、それは、海賊キャプテンピースの存在でした。キャプテンピースが教えてくれた、心細いときのおまじないの言葉、仲間との絆を信じるときに唱えるおまじないの言葉、それらを繰り返し唱える中で子ども達は心を強くし、仲間とのかかわりを深め、勇気と希望を心に刻んでいったのです。
「言葉には力がある」ことや「心を一つにする」すばらしさを体験を通して伝えたいと願う担任の信条は、キャプテンピースの姿を通して子ども達の心にしっかり届きました。
無事、お泊り会を乗り越えた子ども達に、キャプテンピースからきれいな貝殻や金貨、色とりどりのガラス玉が届きました。「わあ、すごい。宝物!」と喜ぶ子ども達の姿には昨日までと違うたくましさが感じられました。
子ども達は、最後までキャプテンピースの雄姿を見ることはありませんでしたが、海賊キャプテンピースの存在は、これからも子ども達のあこがれとなり、生きる力となっていくことでしょう。
キャプテンピースにもらった最高の宝物、それは、「自信」以外のなにものでもありません。
壁を乗り越え、一段とたくましくなった子ども達に心から拍手をおくります。